iMacG5とPowerBook

さてさて、今日からパリのPorte de VersaillesApple Expo 2004が開催されるわけですが、そこで登場確実と言われているのが新型iMac。巷ではすでにG5の1.6G/1.8Gになる、PowerMacG5/1.8の出荷を遅らせてでもiMacG5用にプロセッサを確保しているだのといろいろな噂が出ている。
ここで問題になるのが、PowerBookとの性能差の兼ね合い。当然ながら、ポータブル機でありながらもプロ向けのPowerBookの性能をデスクトップとはいえコンシューマ向けであるiMacが上回るのはまずい。過去、製品発表のタイミングで多少、前後したことはあっても、CPUに関してはほぼ同等の性能で来ている。
しかし、iMacがG5に移行することがほぼ確実視されているので、当然PowerBookにも何らかの手を打ってくることが予想される。しかし、PowerBookG5はバッテリーがまだ2時間も持たないとかいろいろ言われているので、PowerBookのG5化は今年はないだろう。とすると、G4をさらに高クロック化するという手だが、これはモトローラから何ら新しいプロセッサの発表がない。前回のPowerBookG4発表前にはモトローラからMPC7447Aの発表があったので、最高1.5GHz程度で発表されることは容易に想像できたのだが。
とすると最後の手として考えられるのが、G4を二個搭載してG5との性能差を力でごまかすという手法。しかし、PowerBookの基板を見たことがあるので分かるんだけど、G4をもう一つ追加するスペースはもうないんだよな。
Appleとしては当然、(Pantherよりかなり重くなる事が容易に想像される)Tigerまでに、製品ラインをできるだけG5化したいだろうけど、iBookはまあ絶対無理だ。これは2006年にG5化だろうから。
さて、今回の基調講演でApplePowerBookをどうするのか、楽しみです。その基調講演は日本時間の今日夕方5時(パリ現地時間で午前10時)から。